
- 証拠金を溶かすFX初心者の失敗例は、全額を取引に使おうとすること
- 証拠金を溶かすFX初心者の失敗例は、リスクが見えていないこと
- 証拠金を溶かすFX初心者の失敗例は、資金が多すぎること
- FX初心者におすすめの証拠金額は、10万円前後がおすすめであること
証拠金を無駄なく活用できるようになる方法について伝授いたします。
FX初心者におすすめの証拠金額
「FX初心者におすすめの証拠金額」はどの程度だと思いますか?
1万?5万?
実はそれだと少なすぎます。
FX初心者におすすめの証拠金額について下記の3つを解説していきます。
- 結論:10万円前後がおすすめ
- まずは最低取引単位でトレード
- デモとリアルは7:3
結論:10万円前後がおすすめ
FX初心者の証拠金としては「10万円前後」が最もおすすめです。
基本的に、初心者が扱うべき証拠金は、多すぎても少なすぎてもリスクが伴います。
10万円あれば、無茶をしない限りゆっくり利益を出していけますので、ぜひ参考にしてみてください。
また「現段階で、10万円を証拠金にするのは怖い」という場合には、デモトレードで予行練習をしっかり行ったうえでリアルトレードに臨んでみてください。
証拠金が10万円ない場合「ロスカット」と呼ばれる「強制的な損切り」にあうリスクが高くなります。
そのため、証拠金の用意ができるまでは、FXを積極的に取り組むのは控えましょう。
まずは最低取引単位でトレード
初心者がFXを行うにあたって「最低取引単位」はとても重要となります。
最低取引単位とは「FX会社における、最も小さな取引単位」のことです。
具体的には
- 1通貨単位では、最低4円から取引可能
- 1,000通貨単位では、最低4,000円から取引可能
- 10,000通貨単位では、最低40,000円から取引可能
といった具合になります。
証拠金を無駄にしないためにも、小さな取引単位である方が良いため、FX会社を選ぶ場合には気にしてみてください。
国内では
- 1,000通貨単位
- 10,000通貨単位
といった最低取引単位のFX会社が多いです。
デモとリアルは7:3
初心者であるからと言って「デモトレードのみで練習する」というのはおすすめできません。
なぜなら「デモトレードとリアルトレードの緊張感」は全く違い、デモに慣れてしまうとFXで失敗しやすくなるからです。
適度な緊張感の中でも取引ができるよう「デモとリアル」をそれぞれやってFXに慣れていくのが最も効率が良い学習法です。
具体的なおすすめ比率は「7(デモ):3(リアル)」ですが、絶対というわけではないので慣れてきたら自己判断でリアルトレードの比率を増やしていってください。
デモとリアルトレードの比率を考えていないと、デモから突然リアルに移行することになり、緊張感でメンタルが持たなくなり失敗しやすくなります。
証拠金を溶かすFX初心者の失敗例
証拠金を溶かすFX初心者の失敗例は下記の7つです。
- 全額を取引に使おうとする
- リスクが見えていない
- 資金が多すぎる
- 資金が少ない
- 日や週をまたいだ取引をする
- 値動きの激しい通貨を選ぶ
- リアルトレードから始めてしまう
全額を取引に使おうとする
証拠金を溶かすFX初心者の失敗例1つ目は「全額を取引に使おうとする」です。
FXで証拠金を溶かしてしまう方ほど「証拠金の全額で取引をしようとする」といった傾向にあります。
そのため「勝っても負けても、証拠金がなくなるのは時間の問題」というケースが多いです。
また、一般に「FX取引は、証拠金の1~3%で行うのがベスト」と言われていますので、初心者の方はぜひ参考にしてみてください。
証拠金を逐一全額使っている場合、よほど運が良くない限りどこかですべて溶かします。
そのため、少なくともFXをビジネスとして成功させたいなら、絶対にやめてください。
リスクが見えていない
証拠金を溶かすFX初心者の失敗例2つ目は「リスクが見えていない」です。
FXには「レバレッジ」と呼ばれる「資金以上の金額で取引できる仕組み」があります。
そのため、理論的に見れば「少ない元手で利益を出すこと」も可能なのですが、利益の裏にはリスクも潜んでいます。
初心者の多くは「利益」に目がくらみ「リスク部分が見えていない」ということが多いので、失敗しないためにも充分注意してください。
利益と損失のリスクは表裏一体です。
また、レバレッジは「リスクの許容範囲内」で使うものなので、初心者のうちはできる限り10倍を超えないことをおすすめします。
※レバレッジは、証拠金と取引数量に応じて変化しますので気をつけてください。
資金が多すぎる
証拠金を溶かすFX初心者の失敗例3つ目は「資金が多すぎる」です。
資金が多い分には上手くいくように感じられますが、その考えは危険なので注意してください。
なぜなら「取引になれていない初心者」が多額の資金で取引をすると、変化する金額が増えるので「以前できていた損切ができない」「取引回数がやみくもに増える」など、
損失を出すリスクが高まるからです。
基本的に「証拠金」が多いと初心者ほど
たくさん利益が欲しいから、取引回数を増やそう
負けた分を取り返したいから、取引金額を増やそう
などと、危険な行動に走るためそうならないよう注意してください。
リスクを下げて落ち着いて取引しない限りFXでは成功しません。
そのため、まずは平均程度の証拠金から始め、少しずつ額を増やしてメンタルなども慣らしながら行いましょう。
資金が少ない
証拠金を溶かすFX初心者の失敗例4つ目は「資金が少ない」です。
上記にて「資金が多いとリスクが高まる」という話をしましたが、逆に少ない場合でもリスクは高まります。
理由は単純で「練習するには資金が足りず、レバレッジに頼る」ということが起こりやすいからです。
例えば「3万円の資金」であった場合
- 1,000通貨単位のFX会社
- 25倍のレバレッジを使う
と仮定した場合でも「最高で7回」しか取引ができません。
1,000通貨単位を米ドルで表すと
1,000ドル=10万円(1ドル=100円時)となります。
そのため、レバレッジを25倍使ったとしても最低取引金額が「4,000円」となります。
つまり、証拠金が少ないとそれだけ「レバレッジに頼った取引」となり、リスクが高まりますので注意してください。
上記のことを知らない初心者は多く「適切な元手で取引を行わず失敗する」というケースは後を絶ちません。
少なすぎても多すぎても危険なので、初心者の方であれば元手は「10万円」から動かさないようにしてください。
日や週をまたいだ取引をする
証拠金を溶かすFX初心者の失敗例5つ目は「日や週をまたいだ取引をする」です。
初心者には「相場の先を読む力」がまだないので、日や週をまたいだ場合「予期せぬ損失」を出す可能性が高いです。
また、奇跡的にうまくいったとしてもそれは長くは続かないため、どこかで痛い目を見ることとなります。
具体的に、日や週をまたいだ取引には
- 細かいトレンド分析ができるだけのスキル
- 世界情勢から先を読むファンダメンタル分析スキル
- 今までの取引で培ってきた経験
など、様々な要素が必要です。
つまり、初心者がいきなり取り組むには難易度が高すぎるので注意してください。
取引は長期になればなるほど、分析精度や情報収集能力が物を言い難易度が上がっていきます。
初心者がいきなり取り組んで上手くできるほど甘くはないので、まずは「1日の間に完結すること」を前提にFXをしてみてください。
値動きの激しい通貨を選ぶ
証拠金を溶かすFX初心者の失敗例6つ目は「値動きの激しい通貨を選ぶ」です。
初心者がいきなり「値動きの激しい通貨」を選んでしまうと
- 価格変動の予測
- 予測が外れた場合の修正
といったことがうまくいかず、大きな損失を出す傾向にあります。
具体的には「GBP(英ポンド)」がらみの通貨などは、価格変動が大きい傾向にありますので扱いには注意しましょう。
初心者におすすめの練習しやすい通貨は「USD/JPY(米ドル/円)」なので、通貨に迷う場合はぜひ参考にしてください。
初心者に「USD/JPY(米ドル/円)」をおすすめする情報が多いのは、値動きが激しくないからです。
いきなり激しいものを選ぶと、ほとんどの場合において大失敗しますので、少なくともFXに慣れるまでは「USD/JPY」を扱うようにしましょう。
リアルトレードから始めてしまう
証拠金を溶かすFX初心者の失敗例7つ目は「リアルトレードから始めてしまう」です。
Twitterなどを始めとするSNSでは「デモトレードをしない方がうまくいく」といった方法論を唱える方が一定数います。
そのため、その影響で「リアルトレードから始めてしまう初心者」が近年増えており、大失敗する例も増加しています。
FXは「慣れていない人間」がいきなりうまくいくものではなく、少なくとも「デモトレードの活用」は必須となりますので注意してください。
もちろん資金に余裕があるのであれば、損失を出しながらリアルトレードで学ぶのも良いと思います。
ただ、このやり方は「非効率的」であり大抵うまくいかずに辞めてしまうので、デモトレードとリアルトレードを交互に行い学ぶようにしてください。
以上が証拠金を溶かすFX初心者の失敗例です。
証拠金を溶かすトレーダーほど「稼ぐこと」に執着しすぎており、その影響から大きなリスクをとってしまう傾向にあります。
大きな利益を得るには、大きなリスクを退ける必要がありますので、安易に考えないよう注意してください。
FXで軍資金を無駄にせず上達するコツ
FXで証拠金を無駄にせず上達するコツは下記の5つです。
- デモトレードを活用する
- コストのかからないFX会社を使う
- 最低取引単位でトレードする
- 稼ぐことを意識しない
- トレードルールを遵守する
デモトレードを活用する
FXで証拠金を無駄にせず上達するコツ1つ目は「デモトレードを活用する」です。
基本的に「いきなりリアルトレードを行う」というのは、かなりハードルが高くリスクが大きいです。
そのため、まずはデモトレードから始め、徐々にFXへ慣れていくことをおすすめします。
また、FXでは
- 分析
- 注文
- 決済
といったステップで取引を行いますので、一連の流れに慣れてからリアルトレードを始めてください。
証拠金を無駄にしないためには「リスクを減らすこと」が重要となります。
また「取引のリスク」を最小限に下げる意味で、デモトレードの活用は重要なので必ず行ってください。
コストのかからないFX会社を使う
FXで証拠金を無駄にせず上達するコツ2つ目は「コストのかからないFX会社を使う」です。
ここで言うコストとは
- 取引手数料
- スプレッド
- 入出金手数料
といったものです。
ただ、スプレッドに関しては、国内のFX会社を使う場合あまり違いがありません。
そのため、主に
- 取引手数料
- 入出金手数料
以上の2つを比較検討してみてください。
初心者のうちは特に利益が少ないため、コスト面を気にしておかないと負けが増えることになります。
コストによって負けが増えることを一般に「手数料負け」と呼び「FXを辞めてしまう原因」にもなりますので注意してください。
最低取引単位でトレードする
FXで証拠金を無駄にせず上達するコツ3つ目は「最低取引単位でトレードする」です。
初心者のうちは「損失を出すリスク」が高く、使える資金も限られていますので「最低取引単位」でトレードするのがおすすめです。
初心者の多くは「利益を増やしたい」という一心で「取引単位」を大きくしがちです。
ただ、初めのうちは「リスクを小さくし、FXを継続する」というのが最優先なので、必ず最低取引単位から取り組むようにしてください。
欲に目がくらむと、ロクな目にあいませんのでくれぐれも注意してくださいね。
最低取引単位は小さければ小さいほど良いです。
最も低いFX会社で「1通貨単位」から取引が可能であり、リアルトレードをしやすいのでおすすめですよ。
稼ぐことを意識しない
FXで証拠金を無駄にせず上達するコツ4つ目は「稼ぐことを意識しない」です。
FXは「稼ぐためにやるもの」ではあるのですが、稼ぐことを意識しすぎると気持ちばかり焦ってしまい、多くの場合失敗します。
FXでは「焦り」が負けにつながる大きな要因となるので、まずは
- 上達すること
- 損失を減らすこと
などに意識を向け「稼がなきゃ」といった考えにならないよう注意してください。
初心者の失敗の多くは「稼ぐことを意識しすぎた」というのが原因なので、二の舞を演じないよう注意してください。
まずは「継続し勝てるようになる段階」まで上がるのに、多少時間がかかります。
そのため「今は稼ぐ前の準備」という意識を持ち、割り切るようにしてください。
トレードルールを遵守する
FXで証拠金を無駄にせず上達するコツ5つ目は「トレードルールを遵守する」です。
FXで証拠金を無駄にする人ほど
- トレードルールを作っていない
- トレードルールを守れていないといった傾向にあります。
トレードルールが守れていないと「感情的なトレード」を防げず、無茶なトレードをしてしまいがちです。
具体的には
- 負けを取り返そうとする
- 一発逆転の大きな利益を狙おうとする
といったものが挙げられます。
上記の具体例は「FXで失敗する理由」のほとんどを占めるため、注意してください。
FXで失敗してしまう人の多くは「感情のコントロール」ができていない傾向にあります。
そのため
- 負けた後の対応
- 1日の取引回数の制限
などをトレードルールに組み込み、無茶なトレードをしないよう工夫してみてください。
以上がFXで軍資金を無駄にせず上達するコツです。
証拠金を無駄にしないためには「自分をコントロールすること」が重要となります。
特に「焦り」の感情は可能な限り早めに克服し、大失敗することがないようにしてください。
FX初心者によくある軍資金についての質問
証拠金の最低ラインは「7~8万円」がおすすめです。
また、もしこれ以下になるようであれば「1通貨単位から取引できるFX会社」を利用してFXに取り組むようにしてください。
具体的には
「FXで負けた後は、〇時間相場を見ない」
「1日の取引は3回までだが、2連続勝ったらそこで終了」
といったものです。
FXで一番リスクが高くなるタイミングは
「勝ちが続いたタイミング」
「負けたあとのタイミング」
以上の2つなので、必ず何かしら制限を付けるようにしてください。
負けを取り返そうと躍起になった取引です。
負けを取り返そうとすると、分析があいまいになりメンタルも崩れるため、ミスを多発しやすくなります。
1度勝てたとしてもそれは「まぐれ」なので、絶対にやめるようにしてください。
まとめ
- 証拠金を溶かすFX初心者の失敗例は、全額を取引に使おうとすること
- 証拠金を溶かすFX初心者の失敗例は、リスクが見えていないこと
- 証拠金を溶かすFX初心者の失敗例は、資金が多すぎること
- FX初心者におすすめの証拠金額は、10万円前後がおすすめであること
ご閲覧いただきありがとうございます。
解説はお分かりいただけたでしょうか?
FXで証拠金を溶かしてしまう人には「焦りやすい」もしくは「慎重になれない」といった性格傾向が見られます。
FXにおいて上記の性格傾向は、抑えるべきものであり、損失の火種となりますので注意してください。
また「自分をコントロールする」という意識を持ち、抑えられるように努力してみてくださいね。