
貯金だけではダメなわけとは
投資をするのが怖いなという人の理由としては、やはり失敗した時にお金が減るのが怖いという事が多く挙げられるのですが、
そもそもお金というものは毎日価値が変動しているものなのです。
物価が上がる事はお金の価値が下がっているということです。
物価というものは少しずつ少しずつ上がってきています。
なので、物価に合わせて自分のお金を増やしていかないといけません。
100万円持っていて運用せずそのまま持っていたとしたら10年間寝かしていたら10年後も当然100万円なんですよね。
ただ、10年前の100万円で買えるものと10年後の100万円で買えるものを比べるとおそらく10年後の方が買えるものが少なくなると思います。
それは円安で物価の高騰に拍車がかかっているからです。
「国産の物はそんなに上がらないでしょ」と考えている人もいるかもしれません。
しかし、国産の物も輸送費の変動の影響は勿論、その他にも輸入品に頼っているケースが多くあります。
例えば、豚の肥料は輸入品が殆どです。ある記事の国内の家畜農家のインタビューでは「ここ40年でここまで肥料が高騰したことはない。今後の経営の見通しがつかない。」とおっしゃっていました。
極端な話ですが、財布に1000円あって国産牛肉100gが1000円でちょうどで買えていたものが例えば10年後2000円になってしまったとしたら半分の50gしか買えなくなってしまいます。
価格といったものは目に見えるものなので上がり下がりするのが嫌だって事は理解できますが、実際は目に見えていない価値を重要視しないといけません。
価値が下がってしまう分その穴埋めをしていかないとドンドン自分の資産は貯めているのに関わらず実質的に減っていく事になります。
自分の資産の価値を実質的に減らさない様にするために、やはり運用して増やしていく事が必要になってきます。
運用の手段が昔は郵便局の定期預金にしていたら物価の上昇に合わせて利回りがついていたのですが、結局今はつかなくなりました。
なので「貯金する」っていう手段では自分の資産の価値を守れなかったという事です。
結果、守るための手段として投資が必要ということで今フォーカスされているのです。
やるやらないの話ではなくなってきています。
皆さん「怖くても行動に移さないといけないこと」となればやりますよね?
その気持ちを持つことが怖さを克服する第一歩にもなります。