
20代で資産運用するメリットとは
結論から言うとリターンが少ないとは言え、20代の早いうちから資産運用ができれば、リターンも期間に応じて多いはずです。
若い時から少額でコツコツと増やすのかそれとも歳を取ってから多額で一気に増やすか。
堅実的なのはもちろん前者ですよね。
20代で資産運用するのは、投資なのでリスクは勿論あります。
しかし、早く始めれば経験を積むことができるので後々で損するリスクは減らすことができます。
20代の資産運用の割合について
実は、20代は資産運用率が低いと知っていましたか?
なんとなく予想はつく人が多いのではないでしょうか。
日本証券業協会が出している全国調査の統計データを確認すると、20代全体で資産運用している人は15%以下程度。
性別で見ると男性が約15%で女性は約9%です。
内容としては「株式」か「投資信託」が多いです。
また20代前半の20~24歳にいたっては資産運用していない人が殆ど。
※参考サイト:日本証券業協会-2021年度(令和3年) 証券投資に関する全国調査(個人調査)
統計を見ると貯金かもしくは貯金すら行っていないというのが20代の状況です。
お金が無くて約40%の人が「資産運用が出来ない」と回答していらっしゃいますが、最初は計画的に貯金する事を意識した方が良いです。
私も時給900円のアルバイトをしていた頃はありましたが、年間で70万近くは貯めることができました。
また資産運用のやり方が不明だったり、投資について勉強不足で始める事が出来ないという方が多いのが現状です。
それもそのはず、日本の教育では金融を学校で学ぶ事なんて殆どないのです。
そこで、投資を長年続けてきた私が考えた長続きする貯蓄方法やおすすめの資産運用方法を解説していきます。
はじめての貯蓄
私が考えた貯蓄方法はいたって単純です。
それは毎月の収入を可視化し使いすぎないようにする事です。
毎月の収入と支出を可視化することで、数字を見るようになります。
すると人は、金額を見て意識が変化します。
具体的な流れは以下の様になります。
毎月入ってくる収入を完全に可視化。具体的に言うと会社に勤めているのであれば給与明細の数字を管理ツールまたはExcelなどの表計算ソフトに入力し可視化(グラフ化)するようにしましょう。
人は単純に数字を見るよりもグラフなどの図形を見る方が瞬時に理解でき記憶に残りやすいです。
※可視化=パッとめてわかる(表やグラフなど)
やり方が分からない方は、下記記事がすごく分かりやすかったので参考にしてみて下さい。
また固定費を見直して可視化(グラフ化)する。
生きてくためには費用が掛かります。
例えば「学生の頃に借りた奨学金の返済」や「携帯代」など。
最低限ではなく、必要経費を細かく洗い出しましょう。
そして手順1と同じく可視化してください。
使う銀行口座と貯める様の銀行口座を作りましょう。
別の銀行口座を作る事によってお金への意識が変わります。
2つ目の口座は、ネットバンクがおすすめです。
何故かと言うとネットバンクは、振込手数料などが月何回か無料だったりする場合が多いからです。
個人的におすすめのネットバンクは、楽天銀行です。楽天証券からの入出金が無料で出来るため、投資の無駄な費用を抑えることができます。
詳細が気になる方は、楽天銀行公式サイトからご覧ください。
そして毎月決めた金額を給料日に貯金に回しましょう。
必ず明確なルール化(「使用する条件」「年単位の目標貯金額」など)をして厳守して下さい。
例えば
・給料が振り込まれる口座を貯金用にし、毎月10万を使用可能口座に移動する。
・クレジットカードや固定費は使用可能口座に紐づける。
などここで自分の決めたルールが守れない方は、資産運用まで辿り着くのは難しいです。
なぜならば人間は生活水準を一度上げてしまうと、よっぽどのことがない限りは下げれない生き物だからです。
上の手順に付け加えて毎月の詳細な出費も記録と可視化ができるとさらに良いです。
貯金は資産運用するためのあくまでも第一歩です。
しかし、「資産運用できるだけのお金はあるんだけど方法が分からない」という方も多いです。
国内貯金だけでは、円に全額投資していることと同義なので、円の価値が下がった際に対応できません。
国内預金の金利は低く預けていてもほとんど増えないからです。
AさんとBさんで例えてみましょう。
それぞれ貯金は100万あるとします。
Aさん
国内銀行:100万円
Bさん
国内銀行:50万円
ドル銀行:50万円
為替のドル円で考えてみて下さい。
円高になった場合は、Aさんは得しますが円安になった場合はAさんは損することになります。
円安になると物価高になるので以前100万円で買えていたものが買えなくなったりします。
Bさんの場合でと、円安になってもドルを同じだけ所持しているので損失がないです。
これを聞いたら国内貯金だけではリスクを伴っていることを理解できますよね?
また老後資金は働いて貯金するだけでは足りない可能性が高いです。ですので資産運用を行い増やしていく事を20代の早めの段階から始めておくことが、
後の投資のリスクを下げることにもつながります。
はじめての資産運用を始める
資産運用したいけどやり方が分からない人が男性だと25%、女性だと22%います。
つまり4人に1人が資産運用をしたいけどやり方が分からない、どう取り組んだら良いのかが分からないという事です。
そういった人はどうすればいいかと言いますと。まずは正しい知識を付ける事です。
人に答えを聞いていては再現性がありません!!
参考に聞くのはよいと思いますが、肝心なのはその答えにたどり着くまでの道筋ですよね。
道筋を見つけ出すには知識が必要です。
その際に重要なポイントが3つります。
資産運用を継続するためのポイント3つ
少ない資金でもまずは、資産運用を始めてみる。
少額でも経験になるのでとても重要です。
また、40代で始めるよりも20代でコツコツと稼いで複利を活用すれば、ハイリスクをすることなく目標金額へ到達できる可能性が高くなります。長く続ける。
資産運用は継続するのが鉄則です。
毎月、一定額を長期間続ける事が大切です。漢方やダイエットと同じです。
継続しなければ結局は一時的なものになります。仮に投資で大きく100万利益が出たとします。
それは、決して自由資金だと考えてはいけません。
なぜならば複利を活用していけばさらに大きな利益になる可能性があるからです。1つの物だけに多く資金を入れるのではなく分散し投資する。
資産運用で一気にお金持ちになる為にする場合はリスクが上がりますが、将来の為、老後の為など長期的な先の生活の為に資産運用するのであれば、リターンは少ないがリスクも少ないです。
少しづつ増やしていきましょう。
性格タイプ別のおすすめの資産運用方法
人間には、大まかに以下の4種類のタイプがあると言われています。
- 支配主導型(ガバナー)
- 社会・促進型(プロモーター)
- 支援・援助型(サポーター)
- 分析・戦略型(アナライザー)
各タイプの特徴とおすすめの資産運用を紹介いたします。
※国内貯金はタイプ関係なく行うものとしています。
支配主導型(ガバナー)
自分優先で行動するタイプ。
ルールを決めてから行動します。
決断力がありチャレンジすることを苦としません。
人はあまり信用しない。
・株式投資
・金属投資
・不動産投資
・FX(外国為替証拠金取引)
自分主体で動き経験に基づいた判断を行えるため自分での投資に向いているタイプです。
FX(外国為替証拠金取引)でも苦なく投資できます。
注意点としては、
勉強せずに行動してしまうことがあるためギャンブルになってしまうことがあります。
また、結果を早く求めてしまう傾向があるので、投資は時には待つことも大事だということを意識しましょう。
社会・促進型(プロモーター)
社交的なタイプ。
先見の明や閃き力があるがルールなどを決めて行動することが苦手。
結果よりも自分の注目度優先で基本的に飽き性。
細かいことは気にならない。
・株式投資
・iDeCo(個人型確定拠出年金)
・投資信託
・FX(外国為替証拠金取引)
飽き性のため、様々な投資を分散足て行うことや投資信託が良いと言えます。
iDeCo(個人型確定拠出年金)や投資信託でもよいですが、
結果を重視しない性格でもあるため投資に向いていて、自分で投資する方がいい結果を出せることもあります。
注意点としては、
飽き性かつルールを決めて遂行していく事を苦手としているので、投資を習慣化するのはそれなりに努力は必要となります。
周囲に投資をしている仲間などがいると長続きするでしょう。
支援・援助型(サポーター)
相手優先で行動するタイプ。
目的や目標に関心がない。
人間関係は良好であることを好みます。
決断するには時間がかかる。
保守的でリスクは取れない。
・FX(外国為替証拠金取引)のミラートレード(コピートレード)
・外貨預金
・投資信託
・iDeCo(個人型確定拠出年金)
自分で投資を行うよりも利益が少額でも資産運用を行ってもらうサービスを活用することが良いでしょう。
投資が向いていないということではなく、
身近に投資が得意な方がいるのであれば、相談しながら行うことで力を発揮できます。
注意点としては、
慎重になりすぎるがゆえにローリスクの預貯金や債券を選択しがちなところです。
分析・戦略型(アナライザー)
客観的に物事をとらえ冷静で慎重。
粘り強さがあり物事は最後までやり通す。
論理的であり急な変化は不得意。
自分のルールや判断基準を設けるので感情的な失敗をしない。
分析をすることも苦としない。
相手に任せるにはそれなりに信用をしないとできない。
・株式投資
・金属投資
・不動産投資
・FX(外国為替証拠金取引)
分析する能力があり粘り強さがあるので自分での投資が向いています。
予測できないことにワクワクするタイプなので積極的に投資を続けていけるでしょう。
注意点としては、
急な変動などには対処できない一面もあるので投資信託やリスク分散を行うと良いです。
まとめ
20代の資産運用状況やはじめての貯蓄・資産運用を解説いたしました。
結論、20代で資産運用をするのは、早すぎることはないです。
また、自分に合った資産運用を行うことで無理なく続けていく事ができます。
最後に注意として投資については、資産を減らすリスクもあるので事前に勉強を行ってから始めましょう。